トラウトの聖地と呼ばれる北海道。

『なぜ、そう呼ばれるのか?』

釣れる魚が大きい!!

もちろん、その理由も大きな一つだと思います。

自然が豊かな北海道は、餌となる虫がとにかく多い。

北海道の鱒達が大型化する理由はそこだと思います。

本州では、基本的に【ヤマメ(アマゴ)】【イワナ】の2種類しか生息していませんよね。

北海道には、生息する鱒族の種類がとにかく豊富で、北海道にしか生息しない鱒族も多いのが、”トラウトの聖地”と呼ばれる所以だと思います。

①イトウ Sakhalin taimen

【釣りキチ三平】にも出てくる幻のトラウト。

1メートルを超える魚も生息し、【日本三大怪魚】の一つにも数えられており、アングラーにとっては人生に一度は釣ってみたい憧れの魚。

5月と11月がベストシーズン。

主に、湖が絡む道北河川や道東の湿原に生息しています。

②ニジマス Rainbow trout

北海道のトラウトフィッシングを支えるファイターだと思います。

北海道で多い砂底河川でもパワフルに生きる生命力により、他の鱒類が住みにくい現代の土砂で埋まった河川でも多く生息し、アングラーを楽しませてくれているように感じます。

60cmを超えるサイズも多く、強烈なファイトは一度味わったら病みつきになるはず。

5月~9月がベストシーズン。

イワナ Japanese char

北海道でも本州に似た山岳渓流が多く存在します。

そこで暮らすのが、蝦夷岩魚と呼ばれる白斑点が特徴のイワナ。

東北にも生息していますね。

40cmを超えるサイズも多く、ここ最近アメマスとイワナの違いがよく分からなくなってきました・・・笑

5月~9月がベストシーズン。

アメマス White-spotted charr

圧倒的に道東エリアでの生息が、濃いエリアだと思います。

イワナに比べ、白斑点が大きく、太い魚体というのが、自分的な見分け方。

70cmを超えるサイズも生息し、9月中旬頃になると道東の湿原河川を群れで遡上します。

オショロコマ Southern Asian Dolly Varden

川の宝石とも呼ばれる北海道にしか生息しない魚。

写真では写らない何とも言えない綺麗さで、釣った時は毎回ため息がこぼれます。

イワナよりも寒冷気候に適した魚で、標高の高い河川に多く生息しています。

5月~9月がベストシーズン。

ヤマメ Cherry salmon

北海道のヤマメは、ほぼサクラマスになる降海型となるため、幼魚がほとんど。

各エリアで唯一禁漁期間のある魚。

本州のアングラーは、わざわざ狙いたくなる魚種ではないのかもしれませんね。

5月~8月がベストシーズン。

ブラウントラウト Brown trout

ニジマスと生息域が綺麗に分かれる魚だと思います。

そのため、東北と異なり、ニジマスの多い北海道では生息域が拡大しない理由の一つなのかもしれません。

ブラウントラウトも60cmを超えるサイズも生息し、獰猛な割にゲーム性が高い魚のように感じます。

湿原エリアは4~6月、その他は5月~9月がベストシーズン。

川以外にも沢山のトラウトが。

海では鮭(秋アジ)、サクラマス、海アメマス、カラフトマスが。

湖では、ミヤベイワナや紅鱒(チップ)など、北海道ならではの魚が沢山生息します。

3時間掛けて釣りに行くのであれば、東京から1時間で飛行機で来れる、実は近い北海道へ来てみてはいかがでしょうか。

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